Alteryx Serverのディストリクトでワークフローを分類する – Alteryx Serverアドベントカレンダー2022
こんにちは、スズです。
本記事はAlteryx Serverアドベントカレンダーの12日目の記事です。
11日目にAlteryx Serverのタグの機能についてご紹介しました。このタグの機能とかかわってくるのがディストリクトです。ディストリクトは公開されたワークフロー(パブリックワークフロー)を分類することができます。12日目はAlteryx Serverのディストリクトについてご紹介します。
利用環境
本記事の執筆に使用しているAlteryx Serverの環境は以下の通りです。
- Windows Server 2022 (Amazon EC2)
- Alteryx Server 2022.1
- 認証タイプ:Built-in
ディストリクトの作成
ディストリクトの作成はCuratorが行うことができます。ディストリクトを追加するには、管理者インターフェースの[Districts]を開き、[Add New District]をクリックします。
ディストリクトの内容を設定して[Save]で保存します。ディストリクトの設定にはタグが必須となっています。ディストリクトを新規作成する前に、ディストリクトに必要なタグをあらかじめ作成しておきましょう。Alteryx Serverのタグについては以下のブログをご参照ください。
作成したディストリクトには、[On]と[Off]のボタンがついています。[On]にしたディストリクトは表示され、[Off]にしたディストリクトは非表示となります。
Alteryx Serverのユーザー側の画面には、[On]にしたディストリクトのみ表示されます。
なお、作成したディストリクトは[Off]にして非表示にすることはできますが、削除することはできません。不要になったディストリクトは非表示にするか、名前などを編集して用途を切り替えるといった方法での対応になります。
ディストリクトの削除については、Alteryx CommunityのIdeaに要望が上がっています。
ディストリクトの編集
作成したディストリクトの内容を編集する場合は、管理者インターフェースの[Districts]を開き、対象のディストリクトにマウスカーソルをあわせると[Edit]が表示されます。[Edit]をクリックします。
ディストリクトの編集画面が表示されますので、編集して[Save]で保存します。
また、複数のディストリクトが存在する場合は、ディストリクトの表示順を変更することもできます。管理者インターフェースの[Districts]を開き、位置を変更したいディストリクトの左端のグレーの部分をドラッグ&ドロップで移動できます。
ディストリクトでワークフローを分類
ディストリクトでワークフローを分類するには、タグの機能を利用します。ディストリクトに設定したタグと同じタグをワークフローに設定することで、ワークフローをそのディストリクトに分類することができます。なお、ディストリクトで表示されるワークフローは公開したワークフローのみとなります。
ワークフローへのタグの設定は以下のブログをご参照ください。
ワークフローの公開については以下のブログをご参照ください。
ここからはディストリクトの見え方をご紹介します。以下の画像のディストリクトには「AdminOnly」というタグを設定しています。
以下の画像のワークフローにも同じく「AdminOnly」のタグを設定しています。また、ワークフローは公開した状態になっています。
Alteryx Serverにサインインしていない状態であっても、ディストリクトは表示されます。
ディストリクトをクリックすると、ディストリクトに分類されたワークフローを確認できます。
最後に
Alteryx Serverアドベントカレンダー12日目、ディストリクトについてお届けしました。